レーシングシミュレーターをやっていると、DDハンコン、ロードセルや油圧ペダル、アルミフレームリグ、ウルトラワイドモニター、VR……と、少しずつ環境をアップグレードしたくなります。
そして、その先にある最終兵器とも言えるのが、
👉 モーションシミュレーター
です。
そんな中、日本の新興レーシングシミュレーターブランド「表彰台」から、
COMBAT MINI
という4アクチュエーター式モーションシステムが登場しました。

価格は記事執筆時点で399,000円。
4本のアクチュエーターでリグ全体を動かし、
- ピッチ:前後の傾き
- ロール:左右の傾き
- ヒーブ:上下動
という3DOFを再現する本格的なシステムです。
「国産の本格モーションが40万円を切ってきたのか……」
ということで気になったので、今回は世界で販売されているモーションシステムと比較してみることにしました。
⚠️ 最初に:この記事は実機レビューではありません
まず最初に、大事なことを書いておきます。
僕はこれまでレーシングシミュレーター自体は長く遊んできましたが、
👉 モーションシミュレーターについては、ほぼほぼ使用経験がありません。
そのため今回の記事は、
AIを使って各メーカーの公式スペック、価格、対応ソフト、電源、設置条件などを調べ、それらを比較した記事
になります。
つまり、
「Qubicはこんな乗り味だった!」
「COMBAT MINIはMOZAより路面を感じる!」
といった実体験に基づくレビューではありません。
モーションシミュレーターは特に、
カタログスペック=体感性能
とは限らない製品だと思うので、その点はご了承ください🙇♂️
今回はあくまで、
👉 スペックとシステム構成から見てCOMBAT MINIはどんな位置にいるのか?
を調べてみます。
🤔 そもそもモーションシミュレーターって何?
一般的なレーシングシムでは、
- ハンドルからFFB
- ペダルからブレーキの反力
- Bass Shakerなどから振動
を受け取ります。
モーションシミュレーターでは、さらにコックピットそのものを物理的に動かします。

今回比較する製品は基本的に、リグの4隅へアクチュエーターを取り付けるタイプ。
4本を協調動作させることで、
🔼 ヒーブ
車体全体の上下動
↕️ ピッチ
ブレーキングで前へ沈む、加速で後ろへ傾く動き
↔️ ロール
コーナリング時の左右方向への動き
を作ります。
Qubicも、MOZAも、COMBAT MINIも、今回比較する構成では4アクチュエーターを使った3DOFです。
🏁 今回比較する4製品
今回は価格帯とブランドの立ち位置を考えて、以下の4製品を比較します。
🇵🇱 ハイエンド
Qubic System QS-220 3DOF
🌏 大手中~上位
MOZA HMA150
🇯🇵 新興国産
表彰台 COMBAT MINI
🌏 コストパフォーマンス系
eRacing Lab RS MEGA+
📊 まずはスペックを比較
| 項目 | COMBAT MINI | MOZA HMA150 | eRacing Lab RS MEGA+ | Qubic QS-220 |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 399,000円 | 499,900円 | $2,600 | €8,880 |
| 円換算目安※ | 39.9万円 | 49.99万円 | 約41.5万円 | 約164万円 |
| アクチュエーター | 4本 | 4本 | 4本 | 4本 |
| DOF | 3DOF | 3DOF | 3DOF | 3DOF |
| ストローク | 140mm | 150mm | 150mm | 100mm |
| 最大速度 | 500mm/s | 300mm/s | 250mm/s | 800mm/s |
| 推奨速度 | 125mm/s | ― | ― | ― |
| 最大積載 | 200kg | 350kg | 180kg/actuator | 350kg |
| 制御ソフト | SimHub推奨 | MOZA Motion Manager | SimHub等 | Qubic Manager |
| 電源 | 200~240V | 110~220V | 110~220V | 国内導入時要確認 |
| 保証 | 最大1年 | 最大24か月※ | 1年/actuator body 3年 | 個人2年 |
| 国内100Vとの相性 | ❌ | △ | △ | 要確認 |
※海外製品の円換算は2026年8月18日時点の為替による概算。送料、税、関税等は含めていません。
※MOZAの保証範囲は部品・地域等によって異なります。
COMBAT MINIは140mmストローク、最大500mm/s、最大200kg。価格は現在399,000円です。
MOZA HMA150は150mm、300mm/s、最大350kg。日本向け価格は499,900円と発表されています。
RS MEGA+は$2,600で、150mm、250mm/s。SimHubを中心としたオープンなソフトウェア環境を特徴としています。
そしてQubic QS-220は100mmながら最大800mm/s、0.8G、最大350kg、システムレイテンシ8ms未満。
価格も€8,880なので完全に別格です😂
💰 COMBAT MINI最大の魅力はやっぱり価格
こうして比較するとCOMBAT MINIがかなり面白い。
39万9,000円で、
✅ 4アクチュエーター
✅ 3DOF
✅ 140mmストローク
✅ ACサーボモーター
✅ 17bit絶対値エンコーダー
✅ 最大500mm/s
✅ SimHub対応
という構成になっています。
特に海外の「安い本格モーション」の代表格とも言えるRS MEGA+が$2,600。
記事執筆時点の為替では約41.5万円なので、
👉 ハードウェア価格だけならCOMBAT MINIの方が安い
という状況です。
しかもRS MEGA+の場合、日本までの送料なども考える必要があります。
国内から購入できるCOMBAT MINIには、かなり価格競争力がありそうです。
🚀 140mmストロークは十分に本格派
COMBAT MINIのストロークは140mm。
比較すると、
- Qubic QS-220:100mm
- COMBAT MINI:140mm
- MOZA HMA150:150mm
- RS MEGA+:150mm
となります。
もちろん、
ストロークが長い=良いモーション
ではありません。
速度、加速度、レスポンス、アルゴリズム、モーションプロファイルなども重要です。
それでもCOMBAT MINIは、
「安い代わりに30mmくらいしか動かない簡易モーション」
ではなく、
👉 ハードウェアとしては明確に本格的な4コーナーモーション
と言ってよさそうです。
⚡ 最大500mm/sは凄い。でも125mm/sにも注目
COMBAT MINIは、
- 定格:250mm/s
- 最大:500mm/s
- 推奨プリセット:125mm/s
と公表されています。
最大値だけ並べると、
🥇 Qubic QS-220:800mm/s
🥈 COMBAT MINI:500mm/s
🥉 MOZA HMA150:300mm/s
4位 RS MEGA+:250mm/s
となります。
ただし、
「COMBAT MINIは500mm/sだからMOZAより速い!」
と単純に判断するべきではないでしょう。
メーカー自身が推奨プリセットを125mm/sとしているからです。
重要なのは最高速ではなく、
👉 細かなテレメトリーにどれだけ素早く正確に追従できるか
だと思います。
この辺りは実際に同一環境で比較してみないと判断できない部分です。
🧠 実は超重要。「制御ソフト」はどうなっている?
モーション初心者の僕が今回調べていて、
「これ、かなり重要なのでは?」
と思ったのが制御ソフトウェアです。
ゲームから、
「今ブレーキを踏んだ」
「右へ旋回している」
「縁石に乗った」
「リアが滑った」
というテレメトリーを取得しても、そのデータをそのままモーターへ送るわけではありません。
間にソフトウェアが入り、
👉 ゲームの情報を、どんな物理的な動きへ変換するのか
を決めます。
つまりモーションシステムは、
アクチュエーターだけ高性能なら完成する製品ではありません。
🖥️ COMBAT MINIはSimHubを強く推奨
COMBAT MINIではメーカーが、
SimHubを「強く推奨」
しています。
SimToolsなどにも対応しています。
そこで疑問になるのが、
SimHubって汎用ソフトだよね?
専用ソフトじゃないのはマイナスなの?
ということ。
調べてみると、これは単純にマイナスとは言えません。
🔧 SimHubはモーションでもかなり本格的
SimHubというと、
- ダッシュボード
- LED
- Bass Shaker
- Wind Simulator
などで使ったことがある人も多いと思います。
現在は専用のSimHub Motion Add-onがあり、
- 4コーナー3DOF
- 6DOF Stewart Platform
- Surge
- Traction Loss
- Belt Tensioner
- VR Motion Compensation
などにも正式対応。
Thanos AMC、VNM、PT-Actuatorなど複数メーカー・コントローラーを扱える汎用モーションプラットフォームになっています。
モーション用Add-onも用意され、ライセンスは買い切り€34.99です。
つまり、
👉 SimHubを使っているから安物
という理解は完全に違います。
🤔 じゃあSimHubがモーション業界の標準なの?
これも少し違います。
今回比較した4社を見るだけでも、
COMBAT MINI
👉 SimHubを強く推奨
eRacing Lab
👉 SimHubとDeep Integration
さらにSim Racing Studio、SimTools、FlyPT Moverなども選択可能。
一方、
Qubic
👉 独自開発のQubic Manager
MOZA
👉 独自開発のMOZA Motion Manager
となっています。
つまり現在のモーション市場は、
🔓 オープン/汎用型
SimHub
SimTools
Sim Racing Studio
FlyPT Mover
などを使う方式。
そして、
🔒 メーカー統合型
Qubic Manager
MOZA Motion Manager
のように、ハードとソフトを同じメーカーが開発する方式。
大きくこの2つに分かれていると考えると分かりやすそうです。
👍 SimHub方式のメリット
COMBAT MINIにとってSimHub採用は、むしろ強みにもなります。
✅ 対応ゲームが非常に多い
SimHub自体が多数のレーシングゲームやシミュレーターへ対応しています。
✅ 特定メーカーに縛られにくい
将来、
- Traction Loss追加
- Surge追加
- Belt Tensioner追加
- Bass Shaker
- Wind Simulator
などを組み合わせやすい。
✅ ユーザーコミュニティが大きい
設定方法、プロファイル、ノウハウを共有しやすい。
✅ 他メーカー製品にも移行しやすい
eRacing LabもSimHubを正式に深く統合しているので、モーションシステムを変更してもソフト環境を引き継げる可能性があります。
👎 SimHub方式にも弱点はある
一方でQubicやMOZAの専用ソフトには明確なメリットがあります。
MOZA HMA150ではMotion Managerが、
- アクチュエーターポート設定
- システムチェック
- 自動位置キャリブレーション
- 起動
- モーションテスト
まで案内してくれます。
さらに公式プリセットも用意されています。
Qubic Managerも各ゲーム向けプリセットを持ち、モーション、バンプ、ロール、ピッチなどを専用UIから調整できます。
つまり、
SimHub
🔧 自由度が高い
🔧 拡張性が高い
🔧 メーカーに縛られない
一方で、
⚠️ 設定項目が多い
⚠️ ユーザー側の知識が必要になる可能性
⚠️ ハードメーカーとソフトメーカーが別
Qubic / MOZA
✨ 専用品なので導入しやすい
✨ 公式プリセットがある
✨ ハードとソフトを一体開発できる
一方で、
⚠️ メーカーのエコシステムへ依存する
という違いになります。
僕の印象では、
👉 SimHubだからCOMBAT MINIが劣るとは全く思わない
です。
ただし、
👉 初心者が何も分からない状態から使うなら、MOZAやQubicの専用統合ソフトの方が安心感はありそう
という評価になります。
ここはCOMBAT MINI側が、
完成度の高い公式SimHubプリセットをどこまで用意できるか
でかなり印象が変わりそうです。
🤖 MOZAのAI Motionはかなり面白い
MOZAにはさらに独自機能があります。
それが、
MOZA AI Motion
です。
通常モーションはゲームからテレメトリーを取得します。
ところがAI Motionでは、対応ゲームについて画面や音などを解析し、ネイティブテレメトリーがない場合でもモーションやハプティックを生成できます。
これはSimHubとはかなり違う方向性。
「細かく自分で作る」のではなく、
👉 メーカー側で全部まとめて体験を作る
というMOZAらしい戦略です。
🇯🇵 COMBAT MINI最大の弱点はやっぱり電源
COMBAT MINIについて調べていて、
「これは購入前に絶対理解しておいた方がいい」
と思ったのが電源問題です。
COMBAT MINIの定格電圧は、
👉 AC200~240V
です。
そしてメーカーの商品ページにも、かなりハッキリと、
「日本国内における一般的なコンセント(100V)には対応していません」
さらに、
「必ず変圧器などの設備を別途用意してください」
と書かれています。
これだけ読むと、
「じゃあ変圧器を1個買えばいいんでしょ?」
と思います。
僕も最初はそう思いました。
しかし詳しく調べると、
👉 これ、普通のPC周辺機器を追加する感覚とは少し違います。
⚡ そもそも「変圧器」って何をするの?
日本の一般家庭のコンセントは基本的にAC100Vです。
ところがCOMBAT MINIが欲しいのは200~240V。
そこで100Vを230V前後へ昇圧するのが、
👉 アップトランス=昇圧変圧器
です。

表彰台が動作確認済みとして案内しているのが、
LVYUAN VT-JP3000VA
という3000VAクラスのアップ/ダウントランスです。
記事執筆時点では約13,000円程度で販売されているため、
「40万円のモーションに、さらに10万円!」
というほど高価ではありません。
ただし問題は価格より、
👉 どこからその電力を持ってくるのか
です。
🔌 3000Wの変圧器を買えば3000W使える……わけではない
ここがかなり重要です。
表彰台が案内している変圧器は3000VAクラス。
なので、
「3000Wまで使えるなら余裕じゃん!」
と思ってしまいます。
しかし電気は変圧器の中から湧いてくるわけではありません😂
元になるのは壁の100Vコンセントです。
東京電力の説明では、100Vの場合、
100W=約1A
1000W=約10A
と考えることができます。
つまり単純計算すると、
100Vで1500W → 約15A
100Vで1600W → 約16A
100Vで2000W → 約20A
です。
もちろん実際には変圧器の損失などもあるため、入力側にはもう少し余裕が必要になります。
そしてCOMBAT MINIの商品ページを見ると、
通常動作:約500~800W
定格消費電力:1.6kW
瞬間最大:約3.2~4.8kW
となっています。
だからメーカー自身も、
👉 100Vで使用する場合は「20A以上の単独回路」を推奨
しています。
😅 つまり普通のコンセントにポンッ……とは考えない方がいい
ここでいう「単独回路」というのは、
同じブレーカーにつながっている他のコンセントから、
PC
電子レンジ
エアコン
ヒーター
などが一緒に電力を取っている状態ではなく、
👉 ほぼCOMBAT MINI専用として分電盤から用意された回路
と考えると分かりやすいです。
実際、東京電力も200V機器用コンセントなどを設置する場合、専用ブレーカー、配線、専用コンセントといった工事が必要になるケースを説明しています。
つまり、
「空いている壁コンセントがあるからここに刺そう!」
ではなく、
そのコンセントがどの回路につながっていて、何Aまで使えるのか
まで確認した方がいい製品です。
🖥️ しかもレーシングシムにはPCもある
さらに忘れてはいけないのが、
モーションだけでシムは動かないことです。
例えば、
🖥️ ハイエンドゲーミングPC
🖥️ ウルトラワイド/トリプルモニター
🎮 DDホイールベース
⚙️ COMBAT MINI
🔊 オーディオ
💨 Wind Simulator
🔊 Bass Shaker
などを同じ部屋で使用します。
仮にCOMBAT MINIが通常700W程度でも、
ゲーミングPCが500W。
DDホイールやモニターなどを加えれば、
👉 部屋全体ではかなり大きな消費電力
になります。
だから、
「変圧器を買えば解決」
というより、
レーシングシム部屋そのものの電源設計を考える必要が出てくる
と考えた方がよさそうです。
⚠️ さらに少し気になる「最大4.8kW」
COMBAT MINIは最大消費電力について、
👉 瞬間ピーク時:約3.2~4.8kW
としています。
一方、メーカーが動作確認済みとして紹介しているLVYUAN VT-JP3000VAは、
定格容量3000Wで1時間定格使用
連続使用は2000Wを推奨
という製品です。
もちろん、
「瞬間ピーク」
と
「連続消費電力」
は全く違います。
COMBAT MINIも通常動作時は500~800W程度なので、通常運用では大幅に低くなります。
ただ、
最大4.8kWという瞬間ピークを3000VAの変圧器+100V 20A回路で具体的にどう処理しているのか?
は技術的に気になります。
ピーク時間が非常に短いため問題ない設計なのか。
SimHubの推奨設定ではそもそもそこまで到達しないのか。
サーボドライバー側で吸収・制限されるのか。
この辺りは購入前に販売元へ確認しておきたいポイントです。
🔧 変圧器そのものなら個人でも設置できる?
ここは2つに分けて考える必要があります。
① 既存の適切な100V回路+変圧器
これは基本的には、
壁コンセント
↓
アップトランス
↓
COMBAT MINI
という接続です。
メーカー指定の範囲で市販変圧器をコンセントにつないで使用するだけなら、住宅配線そのものを変更する作業ではありません。
したがって、
👉 変圧器を置いて接続すること自体のために電気工事士を呼ぶわけではありません。
ただし重要なのは、
その100V側の回路がメーカー推奨の条件を満たしているか
です。
表彰台は20A以上の単独回路を推奨しています。
ここが分からないなら、自分で判断せず電気工事店へ確認した方が安全です。
🛠️ ② 専用200Vコンセントを作る
もう一つの方法が、
👉 最初からシム用200V回路を用意してしまう
こと。
個人的には、持ち家で長期間モーションを使用するならこちらの方がスッキリしているように思います。
日本の住宅でも単相3線式で引き込まれている住宅なら、分電盤から200V回路を作れるケースがあります。
ただし、
⚠️ ブレーカー変更
⚠️ 分電盤からの配線
⚠️ 100V/200V切り替え
⚠️ 200Vコンセント施工
など住宅配線を触る工事は、
👉 DIYでやるものではありません。
経済産業省も、住宅電気配線に関する多くの工事について電気工事士資格が必要であることを示しています。
「YouTubeを見ながら自分で200V化してみよう!」
はやめましょう😂
感電だけでなく、
漏電
異常発熱
火災
につながる可能性があります。
💰 200V専用回路ってものすごく高い?
ここは住宅によって大きく変わります。
分電盤に空きがあるか。
200Vを取り出せる契約・配線になっているか。
シム部屋まで何m配線するか。
壁裏へ通せるか。
露出配線になるか。
などで変わります。
2026年時点の工事業者による一般的な目安では、分電盤から専用回路を新設する工事がおおむね2~4万円程度から、距離や施工条件によっては3~6万円程度になる例があります。200V化や分電盤側の追加工事が必要ならさらに上がる可能性があります。
なので、
変圧器で対応
👉 約1.3万円+電源環境の確認
専用200V回路を施工
👉 数万円程度~、住宅条件次第
くらいのイメージ。
40万円のCOMBAT MINIから見れば、
「電気工事だけで20万円!」
という話ではないケースも多そうです。
ただし、
👉 買ったその日に普通のコンセントへ挿して終わり
ではない可能性が高い。
ここが重要です。
⚡ そして「200V=危険だから怖い」ではない
ちなみに、
「200Vって100Vの2倍だから危険すぎるのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん200Vは高い電圧なので、感電時の危険性も高まります。
だからこそ、
👉 正しい200V専用回路とコンセントを電気工事士に施工してもらう
わけです。
家庭でも200VエアコンやIHなどは普通に使われています。
正しく施工された200V設備を普通に使用すること自体が特殊で危険な行為というわけではありません。東京電力も200V機器では専用配線・コンセントを使用し、必要に応じて電気工事店へ相談するよう案内しています。
怖いのは、
❌ 容量の分からない既存回路
❌ タコ足
❌ 規格外の延長コード
❌ 自己流配線
❌ 無資格DIY
などです。
🤖 ガンダムで例えると……
ここまで電気の話をすると、
「難しくて分からん!」
となってきたのでガンダムで説明します😂
普通のDDハンコンを、
👉 RX-78-2 ガンダム
だとしましょう。
買ってきて、
PCにつないで
電源を入れて
USB接続
すれば戦えます。
ところがCOMBAT MINIは、
👉 νガンダムを自宅に買ってきた状態
です。
「やった!νガンダム買ったぞ!」
と思ったら、
アムロ「ところで、これ動かす設備ある?」
シンジ「え?」
アムロ「電源設備」
シンジ「普通の家庭用コンセントじゃダメ?」
アムロ「ダメ」
みたいな話です😂
つまり、
モビルスーツ本体40万円!
だけを見ていたら、
「基地側の設備も必要だった」
という状態。
COMBAT MINIそのものが悪いのではなく、
👉 性能が家庭用PC周辺機器の領域を少し超えている
と考えると分かりやすいかもしれません。
変圧器は言ってみれば、
ホワイトベースにνガンダム用の電源変換設備を後付けする
ようなもの。
本気で運用するなら、
👉 最初からνガンダムを運用できる格納庫=200V専用回路
を作った方がスッキリする。
そんなイメージです😂
🐉 ドラゴンボールで例えるともっと分かりやすい?
ドラゴンボールなら、
COMBAT MINIを買うことは、
👉 悟空に家で修行してもらう
ようなもの。
シンジ:
「悟空さ!うちで好きなだけ修行していいぞ!」
悟空:
「ほんとか!じゃあ重力100倍で修行すっぞ!」
シンジ:
「え?」
普通の家:
「そんな電源設備ありません」
😂😂😂
そこで登場するのが、
👉 ブルマ
です。
「しょうがないわね。変圧器つけるわよ」
となる。
変圧器=ブルマが作った変換装置。
これで通常運用はできる。
でも本気で超サイヤ人が暴れ始めるなら、
「そもそもこの家の電源で大丈夫なの?」
という話になってきます。
だからCOMBAT MINIの電源問題をドラゴンボールでまとめると、
COMBAT MINI
🔥 超サイヤ人級のモーション
普通の100Vコンセント
🏠 悟空が住む前の普通の家
3000VAアップトランス
🔧 ブルマが持ってきた変換装置
20A専用回路
⚡ カプセルコーポレーション仕様への強化
200V専用回路
🚀 最初から重力修行室を作る
という感じです😂
🤔 ここはCOMBAT MINIの「価格」にも加えて考えたい
なのでCOMBAT MINIを、
399,000円
とだけ考えるのではなく、
実際には、
最も簡単なケース
COMBAT MINI
399,000円
+
アップトランス
約13,000円
=
👉 約41万円+α
くらい。
ただし既存の電源環境が条件を満たさなければ、
さらに、
⚡ 専用回路
⚡ 200Vコンセント
⚡ 電気工事
などが必要になります。
場合によっては、
👉 45万円前後から考えておく
くらいの方が現実的かもしれません。
もちろん住宅環境によって大きく変わります。
🏠 個人的にはここを販売時にもっと分かりやすくしてほしい
そしてこれはCOMBAT MINIについて、かなり重要だと思いました。
メーカーの商品ページには、
「100V非対応」
「変圧器が必要」
「20A以上の単独回路推奨」
まできちんと記載されています。
なので情報を隠しているわけではありません。
むしろしっかり書いてあるのは好印象。
ただ、
👉 モーション初心者には、それがどれくらい大変なことなのか分からない
んですよね。
僕も、
「変圧器買えばいいんでしょ?」
くらいに思っていました。
実際には、
自宅は単独20A回路なのか?
普通の15A回路ではどうなる?
PCとは回路を分けるのか?
3000VA変圧器で4.8kW瞬間ピークはどう処理するのか?
200V専用回路を推奨するのか?
どのコンセント形状が必要なのか?
など、購入前に知りたいことがかなりあります。
なので40万円クラスの製品を本気で一般ユーザーへ販売するのであれば、
👉 「あなたの家でCOMBAT MINIが使えるか?」電源チェック表
のようなものを公式で用意してもらえると、かなり購入しやすくなると思います。
例えば、
✅ 戸建て/マンション
✅ 持ち家/賃貸
✅ 分電盤の写真
✅ モーションを設置する部屋
✅ 現在のコンセント
✅ 契約アンペア
✅ PCの消費電力
などを送れば、
「あなたなら変圧器だけでOK」
「専用20A回路推奨」
「200V工事推奨」
と判断してくれる。
ここまでサポートしてもらえたら、
新興ブランドだからこその強い武器
になるのではないでしょうか。
⚡ MOZAなら100Vで大丈夫?
ここも注意。
HMA150は、
110~220V AC → 48V DC
です。定格消費電力は4アクチュエーターで1500W。
つまり公式仕様だけを読むと、
👉 日本の100Vは110Vの下
です。
RS MEGA+も110~220V仕様です。
そのため、
「COMBAT MINIだけ日本で使いにくい」
というほど単純ではありません。
少なくとも購入前には、それぞれ日本国内での正式な電源条件を販売店へ確認した方が良いでしょう。
🔇 モーションで本当に怖いのは「音」より振動?
日本の家庭、特にマンションではここも重要です。
MOZA HMA150はかなり具体的なデータを公開していて、
メーカーラボ測定で、
- 最大速度・最大加速度時:1m地点で55dB以下
- MOZA公式レーシングプリセット:58dB以下
としています。
Qubicも公式にQS-220の静粛性を強くアピールしていますが、製品ページ上では同条件で比較できるdB値は確認できませんでした。
COMBAT MINIも動作音動画は公開されていますが、公式の商品ページには比較可能なdB値はありません。

さらに個人的にもっと怖いのが、
👉 床へ伝わる振動
です。
アクチュエーター自体が静かでも、
100kgを超えるリグ+人間を4本のアクチュエーターで高速に動かすわけです。
縁石や路面の細かな振動まで再現すれば、その反力はリグにも床にも伝わります。
マンションなら、
「モーションが何dBか?」
だけでなく、
👉 下の階に何が伝わるか?
まで考えた方が良いでしょう。
防振ゴムだけで足りるのか。
防振台が必要なのか。
この辺はモーションを家庭へ導入するうえでかなり重要なテーマだと思います。

🏠 日本の家庭への設置性を評価してみる
僕なりに整理するとこんな感じ。
| 製品 | 設置しやすさ | 電源 | ソフト | 初心者向け |
| MOZA HMA150 | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
| COMBAT MINI | ○ | △~× | ○~◎ | ○ |
| RS MEGA+ | △ | △ | ◎ | △ |
| Qubic QS-220 | ○ | 要確認 | ◎ | ◎ |
MOZAは対応アルミプロファイルへボルトオンし、Motion Managerが自動キャリブレーションまで案内します。
Qubicも専用ブラケットやコネクターを用意し、家庭用途も想定しています。
COMBAT MINIも40×40mmアルミフレームを採用し、多くの自作リグへの取り付けを想定しています。
RS MEGA+も40シリーズアルミリグへ幅広く対応しています。
🤖 ガンダムで例えると、どれくらい?
ここまでスペックを書いても、
「モーション使ったことないから結局どれくらいなのか分からん😂」
という人も多いと思います。
僕もです。
なので完全に僕の独断と偏見で、
初代ガンダム~νガンダム世代
に例えてみます。
※性能を科学的に比較したものではありません😂
🟦 Qubic QS-220 = νガンダム
これは分かりやすい。
性能だけでなく、
- ハード
- 制御
- ソフト
- 拡張性
- ブランド実績
まで含めて完成している。
👉 「高いけど、そりゃ強いよね」
という存在。
€8,880という価格もνガンダム感があります😂
とりあえず予算を考えず、
「今回の中で一番良いものをください」
と言ったらQubicでしょう。
🟥 MOZA HMA150 = ZZガンダム
MOZAは、
👉 とにかくスペックを盛ってきたZZ
という感じ。
150mmストローク、300mm/s、350kg、最大1G、200Hzハプティック、独自ソフト、AI Motion。
しかも49万9,900円。
Qubicほど高価ではないのに、
「そこまで全部入れるの?」
というくらい機能を詰め込んでいます。
ブランド規模を考えても、今回COMBAT MINIが一番意識する相手はMOZAだと思います。
🟩 eRacing Lab RS MEGA+ = Zガンダム
RS MEGA+は、
👉 玄人が使う高性能万能機
という印象。
150mmアクチュエーターにThanos AMC。
さらに、
SimHub
Sim Racing Studio
SimTools
FlyPT Mover
を選べます。
メーカーが全部決めてくれるのではなく、
「好きな構成で使ってください」
という自由度の高さ。
まさにZガンダム的な、
扱える人が使えば相当強い
というタイプに見えます。
🟨 COMBAT MINI = RX-78-2 ガンダム
そしてCOMBAT MINI。
僕はこれを、
👉 初代RX-78-2
にしたい。
理由は、
「新しいブランドなのに、基礎性能が妙に高い」
から。
140mm
500mm/s
17bit encoder
AC servo
4 actuator
3DOF
で39万9,000円。
まだブランドとしての戦闘経験は少ない。
ソフトも専用品ではない。
でも、
👉 中身を見ると普通に強そう
というところが初代ガンダムっぽいです。
ここからブランドとして改良を重ね、
Mk-II → Z → ν
と進化できるか。
そこが「表彰台」というブランドの面白いところかもしれません。
🐉 ドラゴンボールで例えると?
さらに分かりやすくするため、ドラゴンボールでもやります😂
Qubic QS-220 = 孫悟空
もう実績もある。
速い。
強い。
完成度も高い。
そして、
👉 強くなるには金もかかる。
今回の王者枠です。
MOZA HMA150 = ベジータ
悟空のすぐ横にいる強者。
「性能なら負けてないぞ」
という勢いで、
150mm、1G、200Hz、AI Motionまで全部持ってくる。
Qubicより大幅に安いので、
👉 現実的に購入を考えるならかなり怖い存在
です。
eRacing Lab RS MEGA+ = ピッコロ
派手さより実力。
ユーザー側に知識があるほど強い。
SimHub、SRS、SimTools、FlyPTなどを使い分けられるオープンな設計。
👉 玄人から評価されるタイプ
という意味でピッコロさん。
COMBAT MINI = 孫悟飯
個人的にはこれ。
ブランドとしてはまだ若い。
実績もこれから。
でも、
👉 「こいつ、潜在能力かなりあるんじゃない?」
というスペック。
ハードウェアだけ見れば、39万9,000円とは思えない内容です。
ただし悟飯同様、
「潜在能力が高い」
と、
「実際にトップと戦える」
は別の話。
製品としての信頼性、ソフト設定、サポート、長期耐久性まで揃って初めて本当の評価ができそうです。
🏆 結局COMBAT MINIは買いなのか?
スペックだけで判断するなら、
👉 かなり面白い。
と思います。
39万9,000円で、
✅ 4 actuator
✅ 3DOF
✅ 140mm
✅ AC servo
✅ 17bit encoder
✅ SimHub
という構成。
世界的な価格で見ても十分戦えています。
特にRS MEGA+とほぼ同価格帯なのに、国内メーカーから購入できる点は魅力です。
🥊 最大のライバルはやっぱりMOZA HMA150
ただ、僕が実際に40万円を出す立場なら、
一番悩むのは、
COMBAT MINI:399,000円
vs
MOZA HMA150:499,900円
でしょう。

差額は約10万円。
MOZAには、
- 150mmストローク
- 300mm/s
- 最大350kg
- 最大1G
- 最大200Hzハプティック
- Motion Manager
- 公式プリセット
- AI Motion
- 自動キャリブレーション
- E-Stop
- 電源OFF時の低速降下保護
- 実測騒音データ
があります。
これを見ると、
👉 MOZAが10万円高い理由もかなり分かる。
一方COMBAT MINIは、
👉 そこを10万円安くして、ハードウェア性能で勝負
という製品に見えます。
🎮 でも、モーション最大の問題は「比較して買えない」ことでは?
そして今回いろいろ調べていて、最終的に一番感じたのがこれです。
DDハンコンならまだ、
イベントへ行ったり、ショップへ行ったりすれば、
MOZA
SIMAGIC
Fanatec
Simucube
などを触れる機会があります。
でもモーションシミュレーターは、
👉 複数メーカーを同じ場所で乗り比べる機会がほとんどありません。
まして、
COMBAT MINI
HMA150
RS MEGA+
QS-220
を同じリグ、同じiRacing、同じ車、同じコース、同じ設定で比較する。
そんな環境を一般ユーザーが用意するのはほぼ不可能です。
💸 「最安クラス40万円」は、やっぱり高い
今回COMBAT MINIを、
「本格モーションとしては安い」
と何度も書きました。
でも冷静に考えてください。
39万9,000円です😂
レーシングシム界では、
「モーションが40万円!?安い!」
となってしまいますが、普通に考えれば高額商品です。
しかも、
モーションだけ買えば終わりではありません。
アルミリグ
DDホイール
ペダル
PC
モニター
シート
も必要。
さらに電源や防振対策が必要になる可能性もあります。
だからこそ僕は、
👉 本気でモーションシステムを売りたいなら、「体験できる環境」が相当重要なのでは?
と思います。
🏢 40万円の商品なら体験施設が欲しい
例えばメーカー直営でもいい。
代理店でもいい。
レーシングシムショップでもいい。
サーキットでもいい。
期間限定イベントでもいい。
少なくとも、
👉 「一度乗ってから40万円を出せる」
環境が欲しい。
特にモーションは文章でも動画でも、
「うおおお、めっちゃ動いてる!」
くらいしか伝わらないんですよね😂
本当に重要なのは、
- ブレーキングの荷重移動
- タイヤが滑り始めた瞬間
- 縁石
- 路面のアンジュレーション
- ABS
- シフトショック
などが、
👉 身体へどういう情報として入ってくるのか
だと思います。
これはYouTubeでもブログでも完全には伝えられません。
乗るしかない。
🇯🇵 COMBAT MINIで個人的に一番興味があること
そしてCOMBAT MINIについて僕が一番興味を持っているのは、
スペックそのものだけではありません。
Qubic。
MOZA。
eRacing Lab。
この辺りのメーカーには、すでに世界のシムレーサーが知っているブランド名があります。
一方「表彰台」は新興ブランドです。
約40万円の商品になると、
「スペックが良いから買う」
だけではなく、
👉 このメーカーに40万円を預けても大丈夫なのか?
というブランドへの信用も非常に大きくなります。
故障したら?
交換部品は?
3年後もサポートされる?
SimHubプリセットは更新される?
5DOF拡張は本当に発売される?
こうした部分も購入判断に入ってくるでしょう。
COMBAT MINIの商品ページでは将来的な5DOFへの拡張も予告されています。
だからこそ、
👉 表彰台がこれからQubicやMOZAが築いてきたブランド力へどこまで迫っていけるのか
にも興味があります。
📝 最終評価
現時点の僕の評価をまとめるなら、
🥇 絶対性能・完成度
Qubic QS-220
高い。でも強い。
🥈 一番バランスが良さそう
MOZA HMA150
50万円という価格でハード、ソフト、サポートをまとめている。
🥉 コスパと自由度
eRacing Lab RS MEGA+
玄人向けのオープン構成。
🌟 一番気になる存在
COMBAT MINI
39万9,000円という価格に対してハードウェアスペックが強い。
ただし、
⚡ 電源
🔇 振動・騒音
🖥️ SimHubプリセット
🛠️ サポート
📅 長期耐久性
🏢 体験できる場所
という部分はこれから確認したいところです。
🏁 まとめ
今回調べる前は、
「日本の新しいメーカーからモーションシステムが出たんだ」
くらいに思っていました。
でも世界の製品と比較すると、
👉 COMBAT MINIは価格だけなら普通に世界市場で戦える位置にいます。
しかも、
140mm
4アクチュエーター
3DOF
ACサーボ
17bit encoder
SimHub対応
で39万9,000円。
これはかなり面白い。
一方でモーションという製品は、
👉 スペック表だけでは絶対に決められない製品
でもあります。
僕自身もモーション経験がほとんどないので、
今回の記事を書けば書くほど、
「結局乗ってみないと分からん😂」
という結論になりました。
だからこそCOMBAT MINIだけでなく、MOZAやQubicを含め、
日本でももっと気軽にモーションを体験できる場所が増えてほしい。
そしてもし可能なら、
COMBAT MINI vs MOZA HMA150
を、
同じリグ
同じiRacing
同じ車
同じサーキット
で比較してみたい。
39万9,000円の新興国産モーションが、世界の大手メーカーへどこまで迫れるのか。
個人的にはかなり気になる製品が登場したと思います🏎️💨