レーシングシム

eモータースポーツのプロ選手たちは何者になりたいのか?

今回もAIを活用しながら書いているブログ記事です。

これまで

といった、競技の外側の構造について考察してきました。

今回はもう少し踏み込んだ話をしてみたいと思います。

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テーマはシンプルです。

「eモータースポーツのプロ選手たちは、何者かになりたいと思っているのか?」

ただ最初に断っておきたいのですが、これは選手への批判ではありません。

むしろ逆です。

僕自身は選手たちの心の中を知っているわけではありませんし、本当はむしろ「選手たちはどう思っているのか知りたい」と思っています。

もし

  • この競技を大きくしたい
  • 世界一のシムレーサーになりたい
  • eモータースポーツのスターになりたい

そんな想いで戦っているのだとしたら、その気持ちはもっと外に伝えた方がいいのではないかとも思うのです。

なぜなら、その想いが見えたとき、観客はきっと「この選手を応援したい」と思うようになるからです。


💰 「プロ選手」とは何か

まず最初に、そもそもプロ選手とは何かを考えてみたいと思います。

一般的には「お金をもらって競技をする人」と説明されることが多いでしょう。

もちろんそれは間違いではありません。

eモータースポーツのプロ選手も

  • チームと契約し
  • スポンサーと関わり
  • 金銭的な報酬を得ている

という意味では、確かにプロです。

しかし、それだけでは少し定義として薄い気もします。

「プロ(Professional)」の語源はラテン語の 「professionem(公言する)」 にあります。

つまりプロとは「自分はこれで生きていく」と公言した人間という意味でもあります。

この視点から考えると、プロには少なくとも次の三つが求められると思います。

1️⃣ 競技力(結果を出す)
2️⃣ 継続性(それで生計を立てる)
3️⃣ 説明責任(ファンやスポンサーに価値を提供する)

プロスポーツの世界では選手の報酬はチームから直接支払われているように見えますが、実際には

  • 観客のチケット
  • 放映権
  • スポンサー
  • 協賛企業
  • ファンの支持

といった多くの資金の流れを通して、最終的に選手の報酬が成り立っています。

つまりプロ選手とは多くの人の支援によって成立している職業でもあるのです。

だからこそ

  • 結果を出す
  • ファンを増やす
  • 競技の価値を高める

という役割も自然と求められます。


⚽ リアルスポーツのプロ選手たちは何をしているか

例えば大谷翔平選手。

彼は野球の成績だけでも十分すぎるほどのスターです。

それでもSNSでの発信を行い、ファンとのコミュニケーションを続けています。

またサッカーでは三笘薫選手も、SNSを通じて多くのファンとつながっています。

こうした活動は「頼まれて仕方なくやっている」というよりもプロとして当然の役割として行っているように見えます。

モータースポーツでも同じです。

例えばMax Verstappenは、世界最高峰のレースであるF1のドライバーでありながら、シムレーシングにも積極的に関わり、コミュニティとの接点を持っています。

トップ選手ほど競技の外側でも競技の価値を広げているように見えるのです。


👀 トップ以外の選手にも大きなメリット

トップ選手は成績によって十分すぎるほどの報酬を得ている場合もあります。

しかし、トップより下の選手にとってはこうした発信活動はさらに大きな意味を持つことがあります。

例えば

  • SNSでフォロワーを増やす 📱
  • 自分のYouTubeチャンネルを運営する 🎮
  • レースの裏側を発信する

こうした活動によって

  • 現役時代の知名度
  • 引退後の影響力
  • その後の仕事

に繋がる可能性があります。


🎥 発信経験は人生の財産になる

さらに、YouTubeやSNSで発信する経験そのものも大きな価値があります。

例えば

  • 情報発信のスキル
  • 動画制作の経験
  • 自分のブランドを作る力

こうした経験は、競技人生が終わった後にも活きる可能性があります。

eモータースポーツは、まだ競技としての形を作っている段階です。

だからこそ選手自身が発信者となり、競技の魅力を広げていく

そんな文化が生まれていくことも、
競技の未来を作る一つの要素になるのかもしれません。 🏁


🎮 eスポーツのスター選手たち

eスポーツの世界を見ると、この傾向はさらに顕著です。

例えばFaker。

彼はLeague of Legends史上最高のプレイヤーとも言われています。

しかし彼の人気は、単に競技の結果だけで生まれたわけではありません。

  • 配信
  • メディア出演
  • ファンとの交流

などを通して、プレイヤー自身がコンテンツになっています。

実際、eスポーツの大会では「強い選手=人を集められる選手」という認識がかなり強く存在しています。


😳 「ゲームのプロ」という照れ

ではeモータースポーツはどうでしょうか。

これはあくまで個人的な印象ですが、選手の中には

「ゲームのプロであることへの照れ」

のようなものが、少なからず存在しているのではないかと感じることがあります。

例えば「eモータースポーツのプロ選手です」と胸を張って言えるか。

家族や友人に「これが自分の仕事です」と誇りを持って言えるか。

SNSで自分を前面に出して発信できるか。

こうした問いに全員が自信を持ってYESと答えられるかというと、まだ難しい部分もあるのではないでしょうか。

ただし、これは選手だけの問題ではありません。

もし

  • 報酬が十分で
  • それだけで生計が立ち
  • 社会的にも認められる

環境が整っていれば、この「照れ」は自然と消えていく可能性があります。

つまりここには構造的な問題もあります。

照れがある

発信が少ない

ファンが増えない

リーグが盛り上がらない

スポンサーが増えない

報酬が上がらない

という循環です。

この流れを断ち切るには競技としての市場を大きくすることが必要になります。


この流れを断ち切るには、競技としての市場を大きくすることが必要になります。

ただしこれは、選手だけの問題ではありません。

むしろ

  • リーグ運営
  • チーム
  • 選手

この三者が同じ方向を向いて取り組まなければ、競技は大きくなっていかないと思います。

リアルスポーツでも、リーグの成功は

  • 運営が大会を作り
  • チームが地域を盛り上げ
  • 選手がスターになる

という三つの役割が噛み合うことで成立しています。

eモータースポーツも同じ構造が必要ではないでしょうか。

例えば、次のような取り組みが考えられると思います。


📣 選手の情報発信を後押しする仕組み

現在、多くのeスポーツリーグでは選手のSNSや配信活動が重要な役割を持っています。

しかしeモータースポーツでは、まだその文化が強いとは言えません。

そこで運営側が

  • SNSでの発信
  • 配信活動
  • ファンとの交流

などを積極的に推進し、

例えば

  • SNSの影響力
  • 配信視聴数
  • ファンコミュニティ

などの成果に対してインセンティブを設ける仕組みを作るのも一つの方法かもしれません。

選手が発信するほどリーグ全体の露出が増える。

そんな構造が作れれば、自然と競技の認知度も広がっていくはずです。


🎥 ストリーミング文化を作る

多くのeスポーツチームはストリーマー部門を持っています。

選手だけでなく、配信者が日常的にゲームをプレイすることで競技のコミュニティが広がっていきます。

eモータースポーツでも

  • チームごとの配信者
  • リーグ公式のストリーマー
  • 解説系配信者

などを増やしていくことで、「日常的にeモータースポーツの話題が流れてくる環境」を作ることができるかもしれません。

大会のときだけ盛り上がるのではなく、普段から競技の話題が存在する状態です。


🎓 プロ選手としての教育

もう一つ重要なのはプロ選手としての意識作りです。

例えば運営が主導して

  • SNSの使い方
  • メディア対応
  • スポンサーとの関係
  • ファンとのコミュニケーション

などを学べる研修や教育プログラムを用意するのも面白いかもしれません。

これは選手を管理するためではなく、選手がスターになるためのサポートと言えるでしょう。

スター選手が生まれればリーグの価値も自然と上がっていきます。


🌱 若い世代の導線を作る

もう一つ重要なのは「次の世代のプレイヤー」です。

例えば

  • ジュニア大会
  • 学生リーグ
  • 初心者向けイベント

などを作ることで、「eモータースポーツを目指す子どもたち」が生まれる可能性があります。

イゴール・フラガ選手は、Gran Turismoの世界大会であるFIA Gran Turismo Championshipsで世界チャンピオンとなったシムレーサーですが、その後リアルのモータースポーツの世界でも活躍しています。

また日本でも冨林勇佑選手のように、グランツーリスモをきっかけにキャリアを築き、リアルモータースポーツへと活動の場を広げているドライバーがいます。

こうした存在は、単なる「ゲームの大会の優勝者」ではなく、eモータースポーツから生まれた新しいタイプのレーシングドライバーと言えるのではないでしょうか。

そして何より重要なのは、こうした選手たちの存在が「自分もあの場所を目指したい」と思う子どもたちを生む可能性があるということです。

リアルスポーツが長い年月をかけて築いてきたものの一つに「憧れの連鎖」があります。

子どもの頃にスター選手を見て競技を始め、やがて自分が次の世代のスターになる。

もしeモータースポーツにも同じような循環が生まれれば、eモータースポーツを目指す子どもたちが自然と増えていくかもしれません。

そしてそのとき、eモータースポーツは単なるゲーム大会ではなく、一つのスポーツ文化として根付いていくのではないかと思います。 🏁

これはリアルのスポーツが長年かけて作ってきた構造でもあります。

未来のスターが生まれる環境を作ることも、競技の成長には欠かせません。

そして将来、eモータースポーツから世界的なレーシングドライバーが生まれたとき、この競技の見え方は大きく変わるかもしれません。


🏛 選手会という考え方

ここで一つ提案があります。

リアルスポーツには選手会という仕組みがあります。

例えばF1ではGrand Prix Drivers' Associationという組織があります。

ここではチームの枠を越えて

  • 安全性
  • レースフォーマット
  • 競技の未来

などについて、選手同士が意見を交わします。

eモータースポーツでも

  • 我々はどうあるべきか
  • 競技の未来をどう作るか

といった議論を、選手同士で行う場があっても面白いのではないでしょうか。

それがあるだけでも「自分たちが競技を作っている」という当事者意識が生まれると思います。


🧭 最後にもう一度問いに戻る

もう一度、最初の問いに戻ります。

「eモータースポーツのプロ選手たちは、何者かになりたいと思っているのか?」

この答えは、正直まだ分かりません。

選手によって違うでしょう。

  • 世界一になりたい選手
  • 競技を広げたい選手
  • 好きなレースを続けたい選手

色々な考えがあるはずです。

ただ一つ言えるのは、もしこの競技が本当に大きくなるなら

「自分がこの競技を変えてやる」

という強い意志を持った選手が必要になるということです。

そして、そんな選手が一人でも現れたとき、eモータースポーツはきっと今とは違うフェーズに入るのではないかと思っています。 🏁

そしてもう一つ思うのは、一生懸命やっている人を応援したくない人なんていないということです。

もし選手たちが

  • この競技を大きくしたい
  • 世界一のシムレーサーになりたい
  • eモータースポーツの未来を作りたい

そんな想いを持っているのなら、それはもっと外に伝えてもいいのではないでしょうか。

人は、ストーリーに共感したときに応援します。

そして応援が生まれたとき、その競技は初めて「文化」になります。

eモータースポーツはまだ若い競技です。

だからこそ今の選手たちがこの競技の最初のスターになる可能性を持っているのではないかと思っています。 🏁

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